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インプラントについて

インプランととは?

歯を喪失した場合に行われる治療法の一つで、人工歯根とも呼ばれています。

主流はチタン製で、形状はネジに似ています。。

顎の骨に埋入することにより、より自分の歯に近い状態で機能することが可能です。

歯を失った所には、一般的に、

・インプラント

・ブリッジ

・義歯

を用いますが、それぞれ利点欠点があります。

 
インプラント
ブリッジ
義歯
イメージ図
利点

・よく噛める

・天然歯に近い見栄えにできる

・虫歯にならない

・健康な歯を削る必要が無い

・周囲の骨がやせていくのを防ぐことが出来る

・割合良く噛める

・健康保険が適用できる

・自然に仕上げることも可能

 

・清掃がしやすい

・適応範囲が広い

・健康保険が適用できる

・作り替えが容易

 

欠点

・健康保険が適用されない

・手術が必要

・骨の条件が悪い場合、患者負担が大きい

・清掃が悪いと周囲の歯が早く傷む

・たわみが生じ、それからいろんな問題が生じる

・両隣の健康な歯を削る必要がある

・バネが見えやすく目立つ

・異物感が強く現れやすい

・バネのかかる歯に負担が生じる

・劣化が激しい

・吸水性があるため、臭う

・イメージが悪い

 

全世界で、100社以上あると言われております。

この業界も、会社の吸収・合併、また消失がみられ、盛んに編成されています。

主なブランド・メーカーは、下記のとおりです。

海外

国内

乱立するメーカー各社、研究を重ねて利点をだしております。

ただ、現地点では海外メーカーのストローマンやノーベルバイオケア、アストラテックが抜き出ており、

世界をリードしております。世界でのシェアの大部分を占めるため、世界中どこでトラブルが起きても、対応

していただけます。

国内メーカーは、海外メーカーに比較し、安価で提供できる利点がありますが、システム自体がやや

遅れており、バリエーションも少ない印象があります。

もっとも、海外メーカーの研究費は膨大で、データを収集するネットワークが違うため、現地点の構図は、

当然とも言えます。

当院では、ストローマンインプラントを採用しておりますが、勤務医時代はノーベルバイオケア、

プラトン、エンドポアインプラントを状況に応じて使い分けておりました。

ただし、あまり多くのメーカーを口腔内に採用するのも疑問を感じております。

やはり、シンプルな構造・機構であればあるほど、トラブル時のリカバリーが容易だと基本的には考えております。

インプラント治療の流れ

①診査および

コンサルテーション

②インプラント埋入
③土台の装着
④上部構造の装着
⑤完了

※以上、画像はストローマン社の許可を頂いております。

インプラントの注意事項

インプラント治療は歯を失った方にとっては画期的な治療法で、有力な選択肢となります。

しかし、この優れた治療でありながら、なんでもかんでも歯を失うとインプラントという考えには、警笛が鳴らされています。

このことは、NHKクローズアップ現代(2012年放送小宮山先生)で大々的に取り上げられました。

最新の治療ゆえ、われわれは正確な情報を捉え、臨床応用しなければなりません。

十分な技術、知識はもちろん、術者の倫理観も重要になってきます。

ここに、注意事項を掲載いたします。(2012年口腔インプラント治療方針より一部抜粋)

【インプラントリスクファクター】
  手術に対するリスクファクター

オッセオインテグレーション
獲得に対するリスクファクター

上部構造制作に対する
リスクファクター

オッセオインテグレーション
維持に対するリスクファクター
全身的

高血圧

心筋梗塞

呼吸器障害

肝機能障害

腎機能障害

出血性素因

糖尿病

高血圧

心筋梗塞

肝疾患

腎疾患

骨粗鬆症

膠原病

リウマチ

喫煙

ビスフォスフォネート
ステロイド
免疫抑制剤の服用

 

糖尿病

高血圧

心筋梗塞

肝疾患

腎疾患

骨粗鬆症

膠原病

リウマチ

局所的

骨量不足

角化粘膜不足

放射線治療の既往

金属アレルギー

奥歯に歯がなく、安定していない

すり合わせで奥歯が当たる

垂直的な隙間不足

薄い歯茎

高い審美性の要求

悪習癖(歯ぎしり)

顎関節症

 

口腔清掃

悪習癖

唾液分泌腺

残存歯歯周病

喫煙

ビスフォスフォネート
ステロイド
免疫抑制剤の服用

力学的問題

ほか

【簡単な解説】

どれも重要なファクターですが、特に多く見られるものを簡単に解説します。

まず、全身的ですが、手術に適さない病気を持っていると、困難になります。

特に、糖尿病は罹っている方も多く、有名なリスク因子です。

コントロール状況が良いと、手術は可能です。ただ、うまく骨に生着しても、糖尿病が悪化すれば、

インプラント周囲粘膜も感染を起こす可能性が高くなります。

膠原病でステロイドを使用の方も、感染しやくすなるため要注意です。

局所的には、骨不足は手術の難易度を大幅にあげます。

神経麻痺や、大量出血、インプラント体の体内迷入など、トラブルを起こしてしまいます。

また、歯周病の既往があったり、残っている歯が歯周病だと、あとでインプラントが抜け落ちて、

大きなトラブルへとつながる場合があります。

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(正確にはインプラント周囲炎)には罹ります。

歯周病で歯を失った方は、インプラントでも同じことを繰り返さないよう注意が必要です。(重要!)

長期にわたって、良好な清掃状態を維持できる方、大きなポイントです(長持ちインプラントに記載)。

あと、喫煙は注意が必要です。

 

ここまでお読みになられた方には、もうお分かりだと思います。

まず、インプラントというものを知り、

利点欠点を把握、

リスクファクターを理解する。

とういことが、インプラントを選択する意思決定に重要な働きをします。

そして、もう1つ大事なことは、患者・術者の良好な人間関係を築くことだと思います。

万能な治療法はありません。なので、何かトラブルがあった際に誠実に対応をしてくれるかが、

インプラント治療を選択するうえでも大切になってくると思います。

あと、何かトラブルがあったときに、すぐに通えるということは、大切だと思います。

わからないことや不安があれば、しっかり相談し、お近くの信頼のおける先生にお願いするようにしましょう!

dentalCT

歯科用CT

2013年10月、最新の歯科用CTを導入しました。

インプラント治療はもちろん、口腔外科や歯内療法、歯周病治療などの分野で活躍します。

診断や、術後の経過を観ていくために、大変役に立ちます。

今まで、近隣病院へ依頼しておりましたが、当院で撮影できるようになり、便利になりました。

また、コンピューター上でシュミレーションできるため、来院回数や時間の短縮につながります。

デジタル化することにより、被ばく量も最小限に抑えられます。

インプラントを長持ちさせるには

長持ちインプラントのポイントをご紹介させていただきます。

 

ポイント1、お口の中のばい菌を徹底的に除去する・・・

 

以上・・・ポイント1で終わってしまいました。これでは、、少し寂しいので、解説していきます!

・では、どのぐらいきれいにするのか?

歯医者さんで、染め出し液で汚れをチェックされた方もいらっしゃると思います。あの染め出し液は、

口腔内のプラーク(ばい菌)に色をつけております。

染め出し液が、まったくつかなければ、バッチリです。

全体の20%ぐらいでまずまずです。(私個人の主観ですが・・・^^;)

ばい菌が肉眼的に付着していなければ、まずは合格です。

そして、出血を見ます。専門的には、BOP(Bleeding on probing)といいますが、衛生士さんがよく行う

あれですね!チクチクするやつです。プローブといいます。プローブを行った際に、出血をしなければ

問題ありません。ただし、正しいプロービングが行われているかは、それなりの知識・技術が必要です。

正しいプロービング時に出血しないということは、骨を溶かしたり、悪さをする炎症がそこには存在しません。

と言うことは、ずっと問題なくインプラントがそこに存在できるということへとつながります。

 

・何を使ってきれいにするのか?

ツール的には、1本の歯ブラシと、歯間ブラシ、フロスです。歯は全部で5面磨きます。唇側、舌側、

咬み合わせの3面は歯ブラシ、歯と歯の間の2面は、歯間ブラシ、フロスといったものを使います。

歯ブラシで大切なのは、その手技(テクニック)で、どのメーカーがよいか?というのはありません。

自身が使いやすいものが一番です。

・きれいにしやすい環境をつくるには?

清掃性の良いインプラントをあらかじめ設計してもらうことです。

最近では、審美性をあまりにも重要視しすぎ、無理な形態をしたインプラントが多く見られます。

見えにくい場所にもかかわらず、パッと見た目(見えないのに!)で判断すると、きちっとしたメインテ

ナンスが出来ずに、後からトラブルにつながります。

また、歯周病の既往(かつて罹っていた)があると、歯ぐきがやせて見え、歯と歯の間が大きく開き、

そこに物が詰まりやすい、ということが想定されます。

そういった場合も、無理やり詰めてもらうと、後から清掃が悪くなり、トラブルにつながる場合があります。

美しいだとか、便利だとか、一見分かりやすいことには、一時的な満足度は高いでしょうが、

後から、重篤な障害が出てくる場合があります。

骨移植・人工骨

では、特殊なインプラントについて見ていきましょう。

あい歯科クリニックでは、

・ソケットリフト術

・GBR

・サイナスリフト

などの、骨が少ないケースに人工骨を移植して、骨を増大し、インプラントが出来るようになります。

他院で断られたケースも、あきらめないでお尋ねください。

GBRやソケットプリザベーション;顎の骨を人工的に造る

歯を抜いた後です。炎症により、

大部分の骨が吸収しております。

骨再生療法後。

手術より6ヶ月後の状態です。

予定通り、インプラントを埋入しました。

使用インプラントはプラトンタイプ4です。

サイナスリフト;上顎の空洞(上顎洞)に人工骨を入れる

非常に薄い骨(CTで確認)につきインプラント困難ケース。

口蓋を覆う義歯がどうしてもなじめないため、インプラント2本を用いて特殊な義歯での治療をおこなうことに。

このケースは、骨があまりに薄くて上顎洞側壁が、ピンセットで簡単に剥がれるほどでした。

ラテラルウインドテクニックですが、いつも10~15mmぐらいの穴で、極力歯肉を剥がさずおこなっております。(術後の腫れを少なくするため。)

人工骨を挿入。内部の膜(上顎洞内の粘膜)を破らないように、慎重かつ大胆に進めていきます。

2005年よりこの術式で行っておりますが、未だに一番緊張する瞬間でもあります。

エックス線掲載予定

紙切れの様な骨が、しっかりとボリュームがでました!っといっても、分かりにくいですよねぇ。

後に、インプラント固定の義歯が入ります。

 

ソケットリフト;

     

 

 

審美インプラント

インプラント前 インプラント前のエックス線

左上の(見ているほうからは右)前歯の内部が、
虫歯でだめになってしまいました。ちなみに、
左右前歯が一塊になっているので、
外れずに問題ないように見えています。

 
インプラント直後仮歯 インプラント直後咬み合わせより

インプラントをご希望されたので、
抜歯を行い、すぐにインプラント(即時)埋入しました。

骨の状態がよかったため、すぐに仮歯を
入れることができました。
上部構造のセット インプラント後のエックス線
3ヶ月後、メタルボンドを入れて、完成です。
前歯は、目立つところなので、
長くきれいに見せるためには、
いろいろコツがあります。

 

※↓審美インプラントにおいて、特に重要な箇所をピックアップしてみました!

即時埋入 即時の仮歯 インプラント当日の仮歯
埋入位置。この失敗は、審美のみならず、長期予後が不安定になります。一番多いトラブルかもしれません。 仮歯の形態。歯肉の回復に関与します。 精密なフィットと、早期の審美回復が行えます。
歯ぐきの状態 インプラントの型取り

・・・回復を確認します。(仮歯です。特に歯の間の歯ぐきの形態の自然感を確認)

歯肉形態の確認。問題あれば、修正します。(隣の歯との歯ぐきの形態をあわせます。)

精密な型どり。最終的な完成品の精度に影響します。
精度が悪いと、感染を起こしやすくなり、歯周病(peri-implantitis)につながります。

※使用インプラント:いずれもノーベルバイオケア社リプレイスセレクトを使用。