Journal club
・10月2日(木)に私が所属するスタディークラブのジャーナルクラブ(およびSTP)が開催されました。
2か月に一度開催されるクラブですが、なかなか参加できていないのが現状です。
もっとも、今はコースも再聴講しているので学会等含めると、1か月に2回ぐらい東京含む出張になるため、
さすがに余裕がありません。
しかし、今回はちょっと無理をして出席してきました。
っとその前に、10月2日朝一の便で東京に向かい、普段なら弘岡先生のスウェーデンデンタルセンター(SDC)に直行するのですが、
今回はまず有楽町にある友人のオフィスを訪ねることにしました。(上写真のビル:有楽町電気ビル)
あいにく、ゴリちゃんしかいませんでしたが、昼食を共にして近況を話し合いました。
次に歩いてSDCへ向かいました。
歩いて10分ぐらいで日比谷国際ビルに到着。(この写真はちょっとフライングです。)
午後の診療を見学しますが、お馴染みの先生方にお会いし、近況を話したりします。
診療後に、地下会議室でjournal clubが開催されます。
Anti-infective surgical therapy of peri- implantitis. A 12-month prospective clinical study
L. J. A. Heitz-Mayfiel clinical oral implants research 2011
インプラント関係の論文になります。
インプラント周囲炎のアプローチとして、外科的アプローチと抗菌剤を用いた12か月のスタディーです。
そこそこ効果はあるようですが、内容を吟味するとどうも効果の所在が不明瞭な用です。
また、インプラント周囲の出血の部位もかなりの改善は見られるものの、不十分であり、決定的な治療法とは言い切れません。
このスタディーの締めくくりも、さらなる追跡が必要となっているので、今後の研究が期待されるところです。
次は症例報告ですが、私の大先輩である志村先生の発表です。
北海道からお越しです。インプラント関係で講演される機会が多いので、発表慣れされています。
Efficiency of scaling of the molor furcation area with and without surgical access.
Jomes I Matia Int J Perio&Res Dent.1986
こちらは根分岐部に関する古典的論文。
非外科処置による根分岐部はやはり歯石の取り残しがおおいようです。
既に分岐部に関する論文は多く紹介していただいてますが、実際の臨床での治療法の選択には、
いつも頭を悩ませます。
最後に、弘岡先生の講義で幕を閉じました。
この後恒例の飲み会があるのですが、いつも症例や論文で熱い議論が交わされます。
うーん、マニアック!