山口県防府市の歯医者 あい歯科クリニック

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虫歯

2021/02/07更新

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ご存知ですか? 恐ろしい根面う蝕

むし歯の中でも根面(歯の根元)から発生するむし歯を「根面う蝕」=図1=といいます。歯周病や加齢変化などにより根面が露出すると、根面う蝕が爆発的に発生する場合があります。

根面カリエス

根面は柔らかいセメント質や象牙質で構成されており、むし歯菌の出す酸により容易に溶けだしてしまうのです=図2。

歯根カリエスの図
むし歯が無いのが自慢といった方も、加齢とともに根元が露出、根面う蝕が進行し、ある日突然ポキッと折れてしまうことがあります。なかには「自分の歯は治療をしてかぶせてあるから大丈夫」と思われている方もいらっしゃいますが、根元は自分の歯であり同じく注意が必要です。また、かぶせてある歯は失活歯(神経が取ってある歯)であることが多く、無症状に進行します。
根面う蝕の予防には、根元の丁寧なブラッシングは欠かせません。歯ブラシはもちろんのこと、歯間ブラシで歯の周囲全体を丁寧に磨きます。ポイントはサイズの合った歯間ブラシを使用することです。大きく開いた根元は、しっかりサイズの合った歯間ブラシを選ばないと、せっかく時間をかけて磨いても磨き残しが起こってしまいます。かかりつけの歯科医院で確認してもらいましょう。
また、フッ化物も重要です。現在、高濃度フッ化物配合(1450ppm)歯磨剤が販売されていますので、これを使用すると良いでしょう。フッ化物洗口液での就寝前洗口もお勧めです。予防処置として歯科医院で定期的にフッ化物を根面に塗布するのも効果的です。
根面う蝕は予防と早期発見が重要になりますので、ぜひ定期健診を活用ください。