2018/02/11更新
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院長・深野 源太 / ふかのげんた
歯の根の治療:歯内療法とは歯の内部の治療のことをいい、主に傷んだ神経あるいは古い根管充填物(神経のあったところに詰めた物)を除去、きれいにし、歯を長く機能させる歯内部の治療のことを言います。
汚染の原因はやはり細菌の感染で、感染症です。これは、1965年kakehasi氏によって、無菌ラットでは起こらないことが判明しました。根の中の感染は、歯がひどく痛んだり、歯ぐきが腫れたりするのが特徴で、そのような時に歯を救い、さらに歯を長く機能させたいと思うならば、しっかりとした治療が必要になります。この治療は、歯の内部、直径1mmも満たない細い根の管(根管という)で、場所によっては非常に施術し難いところへのアプローチとなるため、熟練した技術や、専用の器材が必要になります私は、この歯内療法をもっとも大切な治療として位置づけています。理由は、
・神経を失った歯は、免疫が及ばないため自己回復できない
・一度感染を起こすと、除菌が大変
・構造上、神経を取ると歯が割れやすくなるため注意が必要
といったところで、トラブルを起こすと、重篤な問題に発展しやすいからです。いくら高価なセラミックスの歯を入れても、ここがいい加減だと、全て台無しになります。