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歯周病

2018/04/11更新

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歯周病の撃退の指導と治療

院長・深野 源太 / ふかのげんた

歯周病治療において、もっとも大切なことがこの指導にあります。
その中でも、“歯周病についての知識を高めておく”ことは、たいへん重要です。
歯科医療従事者に歯周病が少ないのは、歯周病についての正しい知識を持っているからです。
では、それを元にどのように成功に導くのか(歯周病を克服するのか)、を探ってみたいと思います。

※歯周病についての詳しい説明は、ほかのHPにも記載されています。
同じことを書いてもつまらないので、別のもっと大切な視点で解説させていただきました!
病気を克服する思考のプロセスを、一緒にお考え下さい。

【知識を身につける】
まず、歯周病という病気そのものを知らないと、雲を掴むような感じで、何をやっているのかわかりません。
下記1~5を理解することから始めましょう。
悪くなると、どうなるのか?
体への影響はどうなのか?
どういうものなのか?
どう進行するのか?
どうやったら治るのか?
実際の私生活でどういう影響が出るのか(1、2)を考えましょう。歯周病に罹っても、一生困らなれば、
別に治す必要ないからです。でも、そうはいきません。腫れたり痛みが出たり、障害がでます。
また、全身的にもいろんな悪さをします。
歯周病の恐ろしさを知ったところで、より詳しく体の中でどういうことが起こっているか(3)説明します。
そして、進行の仕方を理解(4)すれば、どうやったら治るのか(5)想像できると思います!
もちろん、5も解説します!

【モチベーションを上げる】
知識が身につくことは、モチベーション(動機付け)につながります。
それは、病気というものを理解し、克服したいという気持ちや、恐れ、あるいは、健康を維持したいという欲求から来ています。
ダイエットで言い換えるならば、お腹の出た姿を克服したいと思ったり、メタボから病気のことを考えたり、あるいはプロポーションのいい自分を想像したりすることです。そして、よし今日から運動するぞ!

と思うことがモチベーションです。特に理由がないのに、モチベーションは生まれないでしょうし、理由の強さがモチベーションの強さへとつながります。

【習慣化する】
もっとも大切で、困難な習慣化。
これができるようになるための、全ては前座であります。
習慣化には、モチベーションの強さと密接に関係していると思います。
3日坊主という言葉があるように、継続しないことは珍しくありません。
やめてしまえば、上達もありませんし、すべてが台無しです。

【結果を出す】
結果が出るということは、強力なモチベーションへとつながります。
できる限り続けてみて、きちっと治っていれば、嬉しくなるものです。
まずは、結果が出るところまでがんばりましょう!

最後に
読んでいただいた皆様、ありがとうございます。
お分かりの通り、歯ブラシの使い方や、選択する歯ブラシ、歯磨き粉が大事なのではありません。

どんなに素晴らしい機械やテクニックを持っていても、持続しなければ終わりです。
習慣化できて、はじめて細かいこと(テクニックや歯ブラシの種類など)が役に立つのです。
よくいろんな指導を受けられると思いますが、皆様が飽きないためのモチベーションを上げる
(というか、モチベーションを下げないための)手法なのかもしれません。
われわれも、皆様が飽きないような指導ができるよう、スティーブジョブズのプレゼンを研究して、
お待ちしています!

参考) Comparative single-use plaque removal by tooth brushes of different designs. Claydon N & Addy M. JCP 1996
プラーク除去に最適な歯ブラシのデザインの論文
Plaque removal by worn tooth brush. Sforza NM et al. JCP 2000
歯ブラシの交換時期の論文
A systematic review of powered vs. manual toothbrushes in periodontal cause-related therapy. Sicila A et al. JCP 2002
電動歯ブラシ VS 手用歯ブラシの論文